Cookieは危険？
表題は「Cookie（クッキー）の仕組みとパソコンからの削除方法」です。削除する必要があるのなら、それは「危険」だから？ともなるわけですが、その点はどうなのでしょうか？言ってみれば、Cookieには個人情報が記録されているので、危険だという感じです。
確かに入力したパスワードなどが記録されており、シンプルなテキストファイルなのですから、それを誰でもアクセスできるとするなら、それは危険です。一般的には、ネットからその情報をのぞかれることはありません。それに、もしそうだとするなら、それは何もCookieに限ったことではなく、コンピュータに入った全てのデータが危険になっている訳で、Cookieがどうのこうのという話ではないでしょう。
万が一、自分のコンピュータが誰かにのぞき見される危険性があるというなら、パスワードを設定したり、ソフト側の問題を改善することが必要です。Cookieの場合で言うと、データはコンピュータの中にあるで、管理方法を間違えない限りは、データが外へ流出することはないのです。
Cookieがデータをサーバーへ送信するのは、決められたサーバー、指定のディレクトリにあるHTMLファイルなどを呼び出した場合だけです。ただ単に入力の手間を省くメリットだけではなく、必要なときだけ作動するので、サーバーに個人情報を記録しなくてもいいのもメリットなのです。
もちろん、商業サービス側で個人情報を記録していないというわけではないようですが、Cookieを使ってユーザーの識別をする利用方法があるので、重要な情報に何度もアクセスしなくてもよくなります。重要なデータは隔離し、その上でユーザー照合をCookieで簡単に済ませることができます。結果として、個人情報をインターネットで流す回数を減らせるのです。