Cookieの詳細

さてCookieについて「基礎の基礎」が済んだので、もう少し詳しく説明しておきます。Cookie(クッキー)は、小さなデータを保存しておく目的で考えられたブラウザの機能です。
もともとはNetscape Navigator 2.0 から登場したのが最初で、その後、Internet Explorer 3.0 以降のブラウザにも採用されていったのです。
インターネットを利用する際、従来はデータ保存をサーバーが全て担っていました。CGIというプログラムによって、ユーザーはフォームからデータ送信をして、それを受信したサーバーが、サーバー内のファイルに記録していました。それをCookieでは、ブラウザがユーザーのコンピュータ内にデータを記録する側に回ったという仕組みなのです。
具体的に言えば、掲示板などのフォームを表示すると、前回入力した名前、メールアドレス、パスワードなど表示されるのがCookieのおかげということで、便利な機能なのです。
Cookieはシンプルなテキストファイルです。ファイルは「Cookie.txt」、「MagicCookie」という名前で、エディタで開いて見ることができます。ちなみにここでデータを書き換えないでください。削除したい場合はブラウザの機能を使用するのですが、それは後述します。現実として、殆どの場合でユーザーが入力したデータはそのまま記録して残されています。
また、サービスを提供しているサイト側が、ユーザー識別のために識別番号を記録させることもあります。それはYahooなどのサイトがしていて、それで、ユーザーは自分でカスタマイズした画面でニュースなどの情報を見ることができるわけで、これもCookieのメリットなのです。